輪中 船頭平閘門 |
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輪中と船頭平閘門 |
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木曽三川治水の歴史散歩 |
木曽三川治水事業、明治大改修の建造物と輪中 |
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| ■輪中と船頭平閘門・ヨハネス・デ・レーケと明治大改修 すでに 薩摩義士の苦闘・宝暦治水で述べましたが、輪中と船頭平閘門のある木曽三川流域は昔から水害が多発し民・百姓の難儀は筆舌に尽くし難い状況でした。江戸時代に薩摩の武人たちで行われた「宝暦治水」などの工事が、幾度と無く行われましたが、充分な治水には至っておりませんでした。明治になり、政府はこの木曽三川治水は国の大事として考え、オランダ技師団を招き本格的な三川分流計画を立案したのです。その中の技師:ヨハネス・デ・レーケに明治大改修を託したのです。 そこでデ・レーケは水源の北アルプス駒ケ岳や滑川など流域を綿密に調査して水害の分析をし、木曽・長良・揖斐の三川を分流する明治大改修計画を作成したのです。これに基づき明治20年(1887)から25年間の歳月を掛け工事を行い、その結果、三川分流を成し遂げたのでした。この工事の成功のお陰で流域では水害の減少、耕地の増加(合計246町歩)などの大きな成果をもたらし全国の河川改修計画を促進する契機になったのです。私が昭和36年(1961)に向かいのお爺さんとダイハツミゼットで訪ねた立田村と船頭平閘門には、そんな壮大な物語があったのです。 47年ぶりに訪れた立田村と船頭平閘門の周辺は、とても整備され綺麗になっていました。木曽川文庫と言う素晴らしい施設(歴史資料館)や水生公園もありハスの花が咲いていました。なぜ閘門が有るか調べたら、これはパナマ運河の超ミニチュア版であることが判りました。つまり木曽三川が繋がっていた時は、船も自由に往来が出来ました。江戸・明治時代には大量運搬は船が主流で、大層盛んに物資の運搬に利用されていました。しかし三川分流が成れば、すぐ隣の川にも向こう岸にも行けなくなります。そこで考えられたのが閘門方式だったのです。 長良川と木曽川(高い)では水位が違い、水門で水を調節し水面の高さを一定に保ちます。そして隣の川へ行き来するのが可能になります。でなければ隣の川に移ることが不可能だったのです。貨車や車の時代に移り、1932年を境にして利用度は下降して行きました。明治35年完成、現在は釣り船やレジャーボートの利用が主になっていますが、まだ使われています。先人の遺産を大切に残して行きたいものです。 |
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| 宝暦治水、明治改修や木曽三川の町村資料が豊富に揃う、お勧め館。 運河は両側ともレジャーボートの係留ばかりが目立つ。 | |
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| 【木曽川側】48年前に見受けたのは漁船ばかりであった。 | 【長良川側】48年前に見受けたのは漁船ばかりであった。 |
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| 公園内のハス園・見頃は7月前半 | 水門扉・閘門の石積みは平成6年に改修 |
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| 【木曽川側】、周辺は道路を始め全てが綺麗に整備されていた。 | 【長良川側】より |
| ■木曽三川に関して忘れてはならない輪中 竹箒の穂先のように流れていた木曽三川、土砂が堆積して自然に出来た堤防上に集落が出来たのは千年以上前です。そして洪水の避難場所としての水屋が出来たのがおよそ千余年前、集落の周り全体をを堤で囲った「輪中堤」が見られるようになったのが660余年前とのこと。鎌倉・室町をへて戦国時代のこの辺りは、船を操り船団を組み盛んに取引をしながら栄えていた。時の権力者の力も及ばない地域でも有った。 古戦場を辿る道で記しました。桶狭間の戦いの際、鳴海潟に今川の同盟軍として千艘?にも上る船隊で参じた。ウグイ浦(愛知県弥富一帯)の長島一向衆・服部左京助達も、輪中の寺々を砦とした本願寺門徒であろう。本願寺の蜂起に伴って、尾張の権力者(織田信長)にも抵抗していった。おそらく弥富も木曽川・佐屋川の流域で輪中であったと推測され、長島との繋がりは強いものがあったと思われる。 長島町の輪中の郷・ふるさとセンターは、数万の織田軍と戦い2万人以上が大虐殺された長島一向一揆のこと、千年余りの輪中の集落と生活、数々の資料や道具類が一杯あり、料金の安い中身の濃い資料館です。隣には大きな銀屋根の施設、立派な箱もので夕張や厚生年金保養所がチラッとよぎった 。「皆に知って貰えればいいな」広くとても充実した館内を見ながら思った。館員さんはとても親切でにこやかでした。 |
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| 長島町:輪中の郷 ※右の写真のみはHPから拝借しました。 | 水屋や復元建物が見応えあり、輪中の民具や農耕機具も多い。 |
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