自然薯 |
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HOME>自然薯掘り<リンクメニュー自然薯は山の神の恵み、滋養強壮食!
■これだって立派なアウトドア |
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| 子供の頃良くやった魚とりは郊外も都市化され夢物語になっている。一級河川も都市の中になり、清流は見る影も無く汚く淀んでいる。昭和20年代は国敗れても山河ありで、日本全国がそうであったが町中も郊外も田畑や小川・水路が周りにあった。親は食料確保に躍起、教育は二の次、勉強せよ!と言う余裕などない。子供達でも食料確保が重要問題、春から秋は野山、郊外の農村地帯は収穫の場であった。四手網、掻い取りは原始的な漁法であるが、魚は飛び跳ね一網打尽となる。 掻い取り(魚の居そうな小川の一定区を泥土手で遮蔽して、区間内の川水を土手の外に掻い出して空にする)では鮒、なまず、雷魚、うなぎ、シラハエ、どじょう、ザリガニ、などどこでも取れた。どじょうはうなぎのように大きかった。山ほどのアメリカザリガニ(俗称:マッカーサー)を大釜で真っ赤に茹で上げ腹一杯喰べた。ひもじさを忘れる一時であり、何も無い冬季は辛かったが空腹から開放されるなら何でもやった。そんな時代を経て日本は右肩上がりの産業の勃興に入って行ったのです。 ちり紙も無く子供は青っ鼻をすすり、着たきりの服の袖はごわごわが当たり前でした。アメリカザリガニ(俗称:マッカーサー)も我が家では、昭和20年代・夏期の重要な昼食であった。平成の若者に話しても信じて貰えない。塩茹でにすれば海老と味は遜色がない。貧しい家庭でも行動力のある子供が居れば小さな兄弟も食にありつけた。それほど日本国中が飢えて貧しかった。曲がったキュウリは流通しない、物が溢れ過ぎる飽食の現代が、年寄りはむしろ心配で将来を憂うばかりである。 世の中が豊になり遠い昔の想い出になっていたが、ある切っ掛けで自然薯掘り・うなぎ釣り・蜂の子取りの仲間に誘われました。しかし経験のあることで自然にのめり込んで行ったのです。今は自然薯掘りだけ継続している。木の葉が落ち始めればシーズンに入る。夏生い茂った木々も草も、青々とした葉も蔓も枯れて行き、イモ類は地中深く丸々太っている。葉も蔓もなくなった先を探して掘るのですが、見つけ出すのが至難の業です。そして収穫の秋はご満悦になって行きます。 |
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| 幸い古い知り合いに自然薯掘りの名人が居る。経験60年有余、葉や蔓が幾ら飛んで離れていても、枯葉の山の中から僅か1センチでも覗いている枯れた蔓があれば、それが芋の頭に繋がっていると判るのです。いつも感服する凄い眼力と鍛えられた技です。山を見れば芋の有無も分かり、探し出すのが早い。 早足で歩きながら次から次えと目印をつけて行く。掘るのも早い、私が一本に悪戦苦闘している間に6・7本掘り終える。地中でどんな形状になっていても傷をつけずに掘り出す。私はぼきぼきのずたずた!目を覆う有様で叱られてばかりいます。この人も老齢に近くなっているし、出来なくなる可能性も大きい。 そうなったら楽しい趣味も終了する。自分にあの技はこの先何十年経っても習得は叶わない。秋から春先まで収穫は可能ですが12月中ごろで小休止します。私のお歳暮は自然薯、毎年心待ちの人も居ます。特に九州や西日本出身の方に喜ばれます。この頃は家庭も核家族で先人の営みが継承されなくなっています。 自然薯の料理法も分からない人が増えました。食べる習慣・機会も消えて久しく、目で覚えた知識が無いのです。すりこ木もすり鉢も家庭に無いのです。自然薯はとろろが一番です。短冊にして食べて頂くのも自由ですが、出来たらすり鉢で「かゆいかゆい、はぁーはぁー」言いながら作って貰いたい。 掘るのが大変だから思ってしまいます。自然薯、料理法、マナーのことをお話して参りましょう。「やじ:きた東海道中膝栗毛」で有名な旧東海道丸子の街道にある「名物とろろ汁」昔ながらの佇まいです。一度訪ねるのも良いかと思います。 ■ジネンジョとは? ジネンジョは漢字では「自然薯」国語辞典では自然生、山の芋とある。中国原産で広く栽培され市場にあるナガイモに対して、ジネンジョは日本原産で山に自生している。日本人は古来より芋を苦労して掘ってきた。擂り下ろして「とろろ」にしてご飯(麦が合う)に掛けて食べる。古くから滋養・強壮の食として有名です。 納豆とか概して粘るのものは身体に良い。現在は路地栽培もしているが価格はナガイモの3倍、輸入ものは無い。市場に殆ど無く需要先は料理店が多い。大栽培も大産地もないが、山の幸が一般に広く栽培できる様になったことが良い。自然ものと同等になればそれはそれで苦労せず楽しめる。 収穫後の保存は庭の日陰を浅く掘り、そのまま埋めておけば長持ちする。一時的なら籾殻の中に保存でも良い。適度の湿りがあれば数ヶ月は持つ。 |
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| ■料理法 芋は良く洗い毛根はガスの火であぶり焼き取る。毛根の根元の土は爪楊枝でよく取っておく。土の臭いを完全に取り除く効果がある。そのまますり下ろせば皮で茶色に色ずくから、表皮を薄皮剥き器でとっても良い。ただしすり鉢で滑り、やり難いし痒い!よい自然薯ほどすり難いし、すりこ木に粘土状の団子で絡みつき重くて大変です。だし汁を足しながら混ぜ溶かしてゆく、「とろろ」まで辿り着くのに骨が折れる。 30%ほどの麦を混ぜた「麦とろろ」醤油、しいたけ・にぼし・こんぶなどのだし汁、鶉のたまごが定番の材料。海苔に巻き、油で揚げるイソベ焼き。千切り、山かけそば、さしみ溜まりのマグロ丼、麦とろろなら女性でもどんぶりで数杯はいける。自然薯のつるにできるムカゴ(実)も炒めるといける。 ■自然薯堀りのマナー 山は所有不明でも、国有地であっても山を荒らさない。動植物に影響しないよう踏みつけたりゴミを残さない。埋め戻しは完全に済ませる。特に火の使用・タバコは厳禁、静かに入り静かに出る。山神に感謝を忘れずお神酒を撒くのもよい。芋のつる根は折って埋め戻しておく、芽を残せばその後も生え収穫ができる。 |
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